所在地 | : 横浜市鶴見区馬場町 (N様邸) |
主要用途 | : 専用住宅 |
主体構造 | : 木造2階建て |
≪リフォーム部分≫
1階和室開口部に耐力壁を作る
お客様のご要望
築23年・一級建築士の施主・自宅の耐震診断をした結果、1階の和室と広縁の間の開口部(2間・4枚引違い障子)が
耐震性に問題ありとの結果でした。
「今までの和室のイメージを損なわないように、出来るだけ部材は再使用する」との
ご希望でした。
(1)改造前の和室 |
(2)改造前の広縁 |
(3)小壁、天井、鴨居、敷居撤去 |
(4)軒桁のほぞ穴に柱のほぞを差し込む |
(5)柱を固定する金物の取り付け |
(6)土台と柱を金物で固定 |
(7)桁と柱を金物で固定 |
(8)耐力壁の柱が固定されました |
(9)筋交いを土台と柱に金物で固定 |
(10)筋交いを桁に金物で固定 |
(11)耐力壁材・ダイライトMKを張り、塗り壁で仕上げれば完成です | |
リフォームのポイント
N様邸の工事は、書斎兼書庫の増築、2階子供室の改装、外壁塗装工事、水まわり工事
など、いろいろな仕事をさせていただいております。
今回は3人目のお孫様が生まれるので、「2階の寝室を息子さん家族に空け渡し、1階の和室に移る」ということから
耐震性を検討されました。
既存の和室に使用してある天井板(和室、広縁)、長押、廻り縁、鴨居、敷居、縁甲板などを
丁寧に外し、改造した耐力壁にあわせ、全ての造作部材は再利用しました。
開口部の障子(4枚引違い)が2枚引違い障子に変わっただけで、いままでの和室の雰囲気は大きく変わらずに完成しました。