所在地 | : 横浜市港北区下田町 (T様邸) |
主要用途 | : 専用住宅 |
主体構造 | : 木造2階建て |
施工面積 | : 42平米 |
≪リフォーム部分≫
キッチン・リビング・浴室・洗面所・サニタリー
お客様のご要望
増築や部分改装を繰り返してきましたが、
耐震性を配慮したリフォームをしていません
でした。
・今回は全面改装となるので
耐震補強を重点にしたリフォームをしたい。
・屋根瓦は2階の増築工事のとき葺き替えたのでそのまま利用したい。
・基礎は大谷石を撤去し新しくコンクリート布基礎にする。
・柱や梁などの構造材も状況に応じて交換する。
屋根と小屋組みを残し全て解体 |
解体後の柱など |
梁、軒桁、鉄骨梁の補強 |
小屋梁、小屋束の補強 |
痛みの激しい柱、土台の交換 |
新しい布基礎の上に柱、梁の施工中 |
改装前の平面図 |
改装後の平面図 |
リフォームのポイント
築73年の家を解体したところ、柱・土台などの構造材は腐朽が進み、シロアリ被害も数多く
確認できました。基礎の大谷石も細かく割れていました。
土台や柱、大引、根太などの構造材は防腐、防蟻処理したものを使い、改築部分の基礎は
コンクリート布基礎にしました。
土台、柱、筋交い、梁などの接合部は耐震金物を使いしっかりと固定し
耐震性を増しました。
開口部が多いので耐力壁はもちろん、外壁には耐力壁材ダイライトMS、内壁にはダイライトMKを全面に張り、
耐震性を増すこととしました。
既存の大梁や小屋梁、小屋組みの接合部も金物などは使われておらず、強度不足を解消
するために金物を使い補強しました。
耐震診断の評点は東西、南北方向とも1.40(一応安全)となりました。